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ほのぼのノルウェー暮らし

ほのぼのノルウェー暮らし

救急病院の恐怖


この国で、大病を患ったら間違いなく死にます。(笑)
日本のメディアは北欧のいい所ばっかりしか報道しないけど
今からワタシがお話するような事もあるんですよ。


 ノルウェーに来る前のワタクシの北欧に対するイメージです。

@ 福祉の充実 = 老後の心配なし
@ 男女平等の国
@ ポップアイドルA~HAを生んだ国 = イケメンいっぱいいる
@ 森と湖の国

 そういうワタシも、かつてこの甘い誘惑に騙された一人なんだけど

 ほんぽう初公開、ぶっちゃけます。


 ☆ ノルウェー、ここが恐ろしいシリーズ ☆

☆ 証拠その1  証言者: 義理ママ

 ワタクシと義理ママのある日の会話

義理ママ: いい加減ノルウェーで車運転しなさいよね~。
      うちのボクちゃんが急病になったらど~すんのよ~!!

ワタシ: 救急車呼ぶも~~ん

義理ママ: ノルウェーじゃね、救急車呼んでも時々来ないのよ~


 マジでーーーー?!

 でも急病人用のタクシーは存在します。料金も保険でまかなわれる
 そうです。


☆ 証拠その2

 ドイツから義理ママの友人が遊びに来ていた時、義理ママ宅で家の改装の
 手伝いをしていた友人が、手をナイフでかなり深く切ったんですよ。
 すっごいエグかったです。 傷口パクパクです。 本人は涼しい顔して
 ましたけどね、かなり出血してたし、縫合してもらった方がいいと判断した
 ワタシたちは、日曜だったこともあり彼を救急病院へ連れて行ったん
 ですよ。

 このノルウェーの救急病院が、ちょっとクセものなんざんす。
 オスロの救急病院より田舎の救急病院のほうが、いささか対応がマシなよう な気はするけど、何しかいつも人で溢れ返っていて待たされるんです。
 それも、あんまり重症に見えない人まで来とるがな。
 彼も一時間くらい待たされたんだけど、ようやく順番が回って来た時
 医者がこう言った。

 『 あっ、コレ、僕できないから、僕から電話しときますから別の病院へ
   行って下さい。 』

 なんでやねん !!  もし命にかかわる傷だったらど~すんねん!!
 てめぇ~は、それでも医者かっ !!

 そうなんです。 ノルウェーの医者、たいした事ありません。

予約なしに病院へも行けないノルウェー。 それも2,3日後に予約がとれたらいい方で、待ってる間に症状が回復するか悪化するかのどっちか
なんですよ。
救急病院とは、その名の通り、今すぐ診てもらいたい人が行く病院
じゃないですか。
当然予約なんていらないんだけど、 救急病院とゆ~と、内科、外科、婦人科と何でもありの世界なのに、それに対応できる医者がいないのには
驚きました。



 うちのダンナは、自慢じゃないけど結婚してから3度もこの救急病院に
 お世話になったんですよ。

 その1: 高熱 + おしっこ出ない

 熱が40度もあって、ダンナふらふらです。 でも、我慢強い人なので
 根性で電車に乗って救急病院へ行きはりました。2時間半待たされました。
 待合室を見回すと、さして重篤そうな人がいなかったので、ワタシ
 看護婦をつかまえて早く診てくれと訴えたんですよ。
 一応、ダンナと話はしてくれたんだけど、順番だから待つように
 言われました。
 ノルウェーの新聞でも、救急病院の対応のまずさが指摘されています。
 待ってる間に死んじゃった人もいるんですよー。


 その2: 火傷

 ダンナの親友がうちに遊びに来て、みんなで紅茶をすすっていた時の
 事です。
 2杯目の紅茶を飲もうと、親友がポットからお湯を注ごうとした所
 ポットのフタを開けすぎたのかフタが外れ、熱湯がダンナの足にドバ~~ッ
 
 冬だったので、ダンナはちょっと厚めの靴下をはいてたんだけど
 血相を変えて浴室へダッシュ。
 シャワーの水や氷ですぐ冷やし、その日は何てことなかったんだけど
 次の日にすごい事になってしまい、靴も履けない状態。
 また救急病院です。 数週間通院になりました。
 
 心優しいダンナは、『 あいつに言っちゃダメだよ 』 と言います。
 しかし、夏になって一緒に泳ぎに行った時、ダンナの親友が
 『 この傷は何? 』 と聞くので、
 『アンタがやったんでしょ~が~っ 』 と
 ワタシがバラしてあげました。 まさか、こんなにひどい事になってるとは
 知らなかったダンナの親友は、平謝りしてました。


 その3: 高熱 + おしっこ出ない

 コテージ滞在中に、また具合が悪くなりました。
 冷や汗ダラダラ。 またも高熱・おしっこ出ない病です。
 ダンナの弟に電話してコテージまで車で来てもらいました。
 
 うちの清ちゃんがゆ~には、ノルウェー人は、”水” を見ると、どこでも
 かしこでも泳ぎたがるから、アソコからばい菌が入ったんじゃねーの?
 なるほど、ありえるかもね。 ノルウェーに1回しか来た事ないのに
 鋭い突っ込みありがとうゴザイマス。

 でも今回は、ダンナの具合はかなり悪いと看護婦に判断され、待合室には
 他に人がいたものの、すぐに診てもらえました。
 診察が始まって暫くすると、医者が 

  『 奥さんと弟さんは診察室の外に出て下さい 』 とゆ~ので

 何よ~ と思いながらも外で待つ。 でも半分、不治の病の告知かも~ と
 ワタシの小さな心臓はバクバクです。

 後でダンナに聞くと、医者はどうも性交渉で移る性病を疑ったらしく
 
  『 奥さん以外に愛人がいますか? 』 などの質問をされたそう。 

 ギャハハハ~~~~

  あなたたちは、怪我や病に蝕まれた可哀想な庶民を平気で
  何時間も待たせるくせに、夫婦がもめないように変なとこ
  気を使うんですね。

 性病ではありませんでしたが、ダンナは2日間入院になりました。


*******************

 おまけ・・・

州立病院の精神科で看護師として働くダンナの弟。
日本で精神病院というと ”隔離” ってイメージが大きいけど
ここノルウェーでは、その患者をうまくコントロールできる看護師付きなら
外出OKよ。  で、夏などダンナの弟所有のボートで一緒にクルージング
するワタシたち。 ダンナの弟、時々患者様数名を気分転換と称して
連れてくるんですよ。 はっきり言って、コワイです。
 
 義弟に、”ちょっとコワイんだけど・・・” と訴えると

 ”怒らすような事しなけりゃ大丈夫だから” と言います。

義弟くん、患者さまにお菓子や牛乳を与え、好きなタバコも吸わせてあげて、
患者さま、超ご機嫌です。

 ある時、この患者さまとワタクシ、一瞬2人っきりになってしまったん
 ですよ。

 と、患者さまがワタシに聞きます。 

 『 HASJ(麻薬の一種)持ってる? 』

 こんなところで闇取引かーーっ??

 そんなもん、持ってねーよ!!

 そこがコワイっつーの!  
  
 


 


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